ガス料金について「原料費調整制度」のご説明
2021年2月検針分 ガス料金の原料費調整額 ⇒ 2021年1月検針分のガス料金と比較して 12円/㎥上がります。 |
「原料費調整制度」について
原料費調整制度とは、原油価格や為替レートの変動等によるLPガスの原料費の変動に応じて、毎月のLPガスの従量料金を調整する方式です。
LPガスの価格は石油と同じように、原料費や為替レートなどの外部要因により毎月変動しています。
弊社ではLPガスの輸入価格が大きく変動した時に限り、価格改定を実施してまいりましたが、この方法では一度の変動額が大きくなることと、実施時期のずれにより価格の動向と必ずしも一致しない場合もあります。
「原料費調整制度」は都市ガス・電力会社では既に採用されていますが、この制度の導入により毎月の原料費や為替の変動が反映されるため、変動幅の大小に関わらず毎月のガス料金により早く適用されるため、料金に透明性が反映されることになります。
原料費調整制度の算出方法
原料費調整額 (円/㎥)=(原料価格[円/㌧]-基準原料価格[円/㌧])÷1000 [㎏] ÷0.482(円未満切り捨て)
・原料価格 = (合成CP×70%+(MB+100)×30%) × 為替
・合成CP :(前月CP+当月CP)÷2
・CP :サウジアラビアのLPガス輸出価格(一方的に通告される船積み価格)
・MB :米国のLPガス輸出価格(モントベルビュー)
・為替 :前々々月21日~前々月20日の平均価格
・基準原料価格 :57,000円/㌧
・産気率 :0.482(㎏から㎥に換算する係数)
【計算例】 2019年8月調整額の算出方法
合成CP : 402.5㌦/㌧ (430+375)÷2=402.5
MB : 223㌦/㌧
調達経費 : 100㌦/㌧
為替レート (5月21日~6月20日迄の平均為替):109.93円/㌦
((402.5×0.7+(223+100)×0.3)×109.93=41,625 ⇒小数点第1位四捨五入
(41,625-57,000)÷1000÷0.482=-31.89(小数点第2位四捨五入)=-31円/㎥(税別)(円未満切り捨て)
8月調整額は-31円/㎥(税別)となります。
2021年1月・2021年2月調整額
原料費適用月 | 合成CP(㌦/㌧)70% + MB(㌦/㌧)30% |
為替レート (円/㌦) |
調整額 (円/㎥)円切捨て |
比較値 (円/㎥) |
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2021年 1月 | 423.5 | 105.55 | -25 | 12 |
2021年 2月 | 480.5 | 105.08 | -13 |
※別途契約のお客様には、この制度が適用されない場合もございます